福井銀行にて「ABIC ASSET CLOUD」採用
2021年 9月6日
株式会社NTTデータエービック(本社:東京都港区、代表取締役社長 西川勇、以下「当社」)の提供する預かり資産業務クラウドサービス「ABIC ASSET CLOUD」が株式会社福井銀行(以下「福井銀行」)に採用されました。
福井銀行では2022年1月から「ABIC ASSET CLOUD」で投資信託顧客情報管理サービス(以下「Fund Organizer」)の利用を開始いたします。
福井銀行では、仮想基盤上でオンプレ版の「Fund Organizer」を利用していましたが、今回、「ABIC ASSET CLOUD」の採用により、システムをクラウドへ移行することで、既存コストの低減化・安定化を実現します。
システム運用の負荷を軽減することで金融機関の経営効率向上に貢献します。
また、インターネットバンキングシステム「Anser ParaSOL注1」への投信データ連携もクラウド経由で実現します。
背景
金融機関の預かり資産業務においては、資産形成の必要性が認識される一方で、投資初心者への対応も増加しており、今まで以上に顧客本位の販売体制として説明義務やアフターフォローが求められるようになっています。
この結果、営業店や本部にかかる負担が以前よりも増加しており、事務省力化が必須となっております。
また、制度改正に伴うシステム更改や運用コストも増加してきており、金融機関の大きな負担になっている状況にあります。
上記課題の解決手段としてクラウドサービスの導入が選ばれています。
「ABIC ASSET CLOUD」の概要
当社は、銀行の投信窓販・保険窓販の解禁時点から預かり資産業務支援を目的としたパッケージシステムを提供しており、長年にわたる専門的な業務知識の蓄積があります。
「ABIC ASSET CLOUD」は、当社の預かり資産業務パッケージシステムを、金融機関に求められる高い信頼性とセキュリティ対策を施したNTTデータが提供するクラウドサービス「OpenCanvas注2」上で昨年提供を開始したサービスです。
地方銀行等の投信窓販の預かり資産業務における提案活動の支援につながる各種業務機能を提供します。
◆「ABIC ASSET CLOUD」サービスの利点
システム部門におけるオンプレミスのシステム運用・管理の負担がなくなり、必要な機能をいつでもクラウドから利用できます。
◆インターネットバンキングシステム「Anser ParaSOL」への連携
「ABIC ASSET CLOUD IB投信連携パッケージ」オプションのご採用により、NTTデータ社の個人向けインターネットバンキングサービス「Anser ParaSOL」への投信データ連携を自動で行うことで、従来銀行様にご負担頂いていた業務を軽減いたします。
◆信頼のサポート
本部での投信の実績管理に不可欠な集計用BIツール「軽技Web注3」を提供しており、電話サポートにより、本部でのコンプライアンスチェック、マーケティング、検査対応等の事務負荷を軽減できます。
◆「ABIC ASSET CLOUD」採用による今後の拡張性
「ABIC ASSET CLOUD」サービスでは、基盤のクラウド化のみに留まらず、お客様にとって有益なサービスの拡張を検討しております。
具体的には保有データ等を活用したデータ分析サービスを検討しており、クラウド・ ユーザー様に向けた有益な情報提供を行っていきます。
当社では、「ABIC ASSET CLOUD」を戦略商品と位置づけ、最新技術による高いレベルのサービスを継続的にご提供し、クラウドサービスの付加価値を高めてまいります。
注1:「Anser ParaSOL」は株式会社NTTデータの商標です。
注2:「OpenCanvas」は株式会社NTTデータの商標です。
注3:「軽技Web」は富士電機株式会社の商標です。
本件に関するお問い合わせ先:株式会社NTTデータエービック 金融サービス推進部
電話番号 03-6435-5980 受付時間 9時00分~17時00分(土・日・祝日を除く)