「重要情報シートサポートサービス」の提供について
2021年 5月31日
株式会社NTTデータエービック(本社:東京都港区、代表取締役社長 西川勇、以下「当社」)は、預かり資産業界において、顧客本位の業務運営を目的に導入される「重要情報シートサポートサービス」を提供することといたしましたので、お知らせします。
我が国の資産形成業界は、顧客本位の業務運営(フィデューシャリーデューティ)の徹底が欧米に比し不十分であり、資産形成が進まない要因のひとつと言われております。
金融庁では、2017年に「顧客本位の業務運営の原則」を制定し、昨年8月には金融審議会「市場ワーキンググループ」において、様々な金融商品を比較でき、お客様にとって分かりやすい情報提供フォーム「重要情報シート」の導入が提言されました。
現在、業界各所で重要情報シート導入が検討されており、先行する販売会社では年内導入が見込まれております。
当社では、人生100年時代の資産形成大衆化の実現に向けて、資産形成業界における顧客本位の業務運営を全力でサポートいたします。重要情報シートは、顧客本位の業務運営の推進に大きく寄与すると考えており、商品組成業者と販売会社間の重要情報シート管理・運営を効率的かつ円滑に行うサービスを提供いたします。
◆ご提供サービス
重要情報シートサポートサービス
- ①重要情報シート作成サポートサービス
- 商品組成業者と販売会社間で重要情報シートの収集・作成を支援するツール
- ②重要情報シート閲覧画面・電子交付機能
- 営業店やインターネットバンキングで重要情報シートを閲覧する機能、ショートメール等でお客様に電子交付する機能
- ③業横断商品選定ツール
- 顧客の属性や目的などから、業法を超えた商品の中から顧客の意向に沿った類似商品を一覧表示するツール
◆ご提供開始時期について
①重要情報シート作成サポートサービス及び②重要情報シート閲覧画面・電子交付機能を今秋に、③業横断商品選定ツールについては来春に提供開始すべく取り組んでまいります。
◆取扱業務
投資信託業務より先行提供し、業界状況を見ながら、保険業務はじめ各業務へ順次展開いたします。
◆ご提供先
金融商品を取り扱う銀行、証券会社、保険会社、保険代理店、IFA事業者、Fintech業者、年内施行が見込まれる新制度:金融サービス仲介業等※、100社以上の販売会社様へのご提供を目指しております。
※重要情報シートは業務横断の商品比較に適したツールであることから、多くの商品をワンストップで販売する販売会社様で有効に機能すると考えております。
◆当社の実績・強み
- NTTデータグループの預かり資産専業会社として、投信、保険、確定拠出年金など預かり資産業務ノウハウを有し、情報配信サービスやソリューション等広く提供しております。
- 日本全国の地銀・第二地銀をはじめ、都市銀行、信用金庫、労働金庫、信託銀行、保険・証券会社、投信会社、シンクタンクなど90社以上の金融機関にサービスを提供しております。
- 金融商品情報については、投信評価機関として長年培った業務ノウハウをもとに、金融情報配信や目論見書等の管理・発行など、高品質で安定したサービスでご好評頂いております。
当社は、人生100年時代の資産形成大衆化の実現に向けて、業界構造や法制度の変化、目まぐるしいテクノジー進展を先取りし、資産形成を担う金融機関様の経営課題を具体的に解決できるパートナーとして、今後も全力で取り組んでまいります。
本件に関するお問い合わせ先:株式会社NTTデータエービック 金融サービス推進部
電話番号 03-6435-5980 受付時間 9時00分~17時00分(土・日・祝日を除く)