北日本銀行にて「ABIC ASSET CLOUD」採用
2020年 7月1日
株式会社NTTデータエービック(本社:東京都港区、代表取締役社長 西川勇、以下「当社」)の提供する預かり資産業務クラウドサービス(以下「ABIC ASSET CLOUD」)が株式会社北日本銀行(以下「北日本銀行」)に採用されました。
北日本銀行では、既存のオンプレミス環境からデータ移行を行い、2021年2月から「ABIC ASSET CLOUD」の利用を開始します。
背景
金融機関の預かり資産業務においては、金融庁からのフィデューシャリー・デューティー(受託者責任)への要請により、顧客本位の販売体制として説明義務やアフターフォローが求められるようになっています。この結果、営業店における顧客対応の負荷は増大しており、より一層の事務負荷の軽減が求められる状況にあります。
北日本銀行では、業務のデジタル化・ペーパーレス化の推進を目的として、投信業務において電子サイン活用による印鑑レスの対応を実現し、顧客および営業店の事務負荷軽減を実現します。また、銀行本部での実績管理業務において、システム間の連携により保険申込データの自動取込を行い、事務負荷の軽減を実現します。
昨今では、タブレットの活用等顧客への提案方法も変わってきており、預かり資産業務支援システムにおいてもこれらの業務の変化に対応する課題があります。
「ABIC ASSET CLOUD」の概要
当社は、銀行の投信窓販・保険窓販の解禁時点から預かり資産業務支援を目的としたパッケージシステムを提供しており、長年にわたる専門的な業務知識の蓄積があります。
「ABIC ASSET CLOUD」は、当社の預かり資産業務パッケージシステムを、金融機関に求められるセキュリティ対策を施したNTTデータが提供するクラウドサービス「OpenCanvas注」上で昨年提供を開始したサービスです。地方銀行等の投信窓販、保険窓販の預かり資産業務における、「適合性の原則」に則った提案活動の支援やペーパーレスにより営業店事務負担の軽減につながる各種の業務支援機能を提供します。
◆「ABIC ASSET CLOUD」サービスの利点
- システム部門におけるオンプレミスのシステム運用・管理の負担がなくなり、必要な機能をいつでもクラウドから利用できます。
- 電子サインの活用により預かり資産業務が印鑑レスで対応でき、営業店の事務負荷が軽減されます。
- タブレットでもPCでも活用できるよう、使用デバイスに最適化された画面が利用できます。
◆投信窓販業務支援
- 投信注文入力時に売買注文伝票のみならず、乗換記録簿、短期売買記録簿等の関連帳票の自動出力ができ、営業店の負担軽減ができます。
- 注文データは、バッチ連携により、業務系システムに伝送しますので、本部での再打鍵が不要です。
- 事前に登録した条件でアラートがあがるアフターフォロー機能があるため、営業店でも適切なタイミングを逃すことなく顧客への状況報告や再提案が行えます。
◆保険窓販業務支援
- NTTデータの保険フロントアプリと連携し、電子申込データの自動取込が可能となり、本部での手動入力は不要となります。
◆信頼のサポート
- 本部での投信・保険の実績管理に不可欠な集計用BIツールを提供しており、電話サポートにより、本部でのコンプライアンスチェック、マーケティング、検査対応等の事務負荷を軽減できます。
今後について
当社は、預かり資産業務の事務負荷軽減を求める新規の金融機関および既存の当社パッケージシステムを利用する金融機関に対して「ABIC ASSET CLOUD」の活用を積極的に提案・拡大を図り、今後30社以上への提供を目指していきます。
注:「OpenCanvas」は株式会社NTTデータの商標です。
本件に関するお問い合わせ先:株式会社NTTデータエービック 金融サービス推進部
電話番号 03-6435-5980 受付時間 9時00分~17時00分(土・日・祝日を除く)