ご質問 No.2
 投信評価会社等の評価機関が高く評価している投信でも基準価額が高い時に買うのは割高な感じがありますし、逆に基準価額が低い投信は運用が下手なのではないかと思ってしまいます。
これは、どういうことなのでしょうか?


回答
 投資信託は目論見書に記載されている一定の運用方針に基づいて、運用の専門家が効率的な運用を常に心掛けています。

 しかし、ファンドの運用方針で投資対象と定めている商品の市場動向が、期待通りに動かなかった時が考えられます。そのような場合、この投資信託は運用方針に忠実なために、基準価額が下がることがあります。 また、投信が決算を迎え、収益分配金を分配した場合にも基準価額が下がる場合もあります。逆に、市場動向が期待通りに動いた場合には運用成績が上がり、基準価額の上昇が見られます。

 また、投資信託の評価についてですが、運用方針が予め決まっていて、しかも一定期間、運用方針は原則変更不可(変更があった場合には、約款変更として投資家に告知されます。)ですので、基準価額が下がっているからと言って、 「そのファンドは悪い」と一概には言えないと思います。

 つまり、投信を購入するにあたり、投資家は、いろいろな投資信託の中からファンドの運用方針を比較検討した上で、将来、予想される相場動向と合致する可能性の高いファンドを選択されるのが良いと思います。





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